法政大学大学院 イノベーション・マネジメント研究科についての入試、プログラムと費用について

法政大学大学院 イノベーション・マネジメント研究科(法政大学ビジネススクール)について

法政大学大学院 イノベーション・マネジメント研究科(法政大学ビジネススクール)とは

法政大学ビジネススクールには2つのコース(研究科)があり、経営学研究科とイノベーション・マネジメント研究科に分かれています。

イノベーション・マネジメント研究科は千代田区九段北にキャンパスを構えており、別の建物になることから授業での交流はあるものの教員も別々になっているため、基本的には別のコースであると考えた方が良いでしょう。

イノベーション・マネジメント研究科は2004年に設立がされており、国内ビジネススクールの中でも歴史が長い学校と言えます。

どちらかと言うと経営学研究科の方が修士論文があるためアカデミック寄りになっており、イノベーション・マネジメント研究科は実践型で中小企業診断士養成課程もあることが特徴です。

入試は年4回で9月、11月、1月、2月に行われており、1年生コースと2年生コースの他に英語の1.5年生コースがあります。

基本情報

学校名 法政大学大学院 イノベーション・マネジメント研究科
(法政大学ビジネススクール:略称HBS)
プログラム 昼、夜間
入学試験時期 9月、11月、1月、2月
入学試験内容 一般入試:書類審査、小論文、面接
AO入試(企業等派遣・後継経営者育成・士業経営者育成・MBA特別プログラム対象):書類審査、面接
入学倍率 2021年度:1.33倍(志願者100名、合格者75名)
※入学倍率は弊社調査によるもので実際とは異なる可能性もございます。
国際認証 なし
ゼミ活動 あり
修士論文 なし(代わりにプロジェクトかビジネスプラン作成を選択)
平均年齢 41.2歳(2022年4月時点)
男女比 7:3(2022年4月時点)
学費 1年制:2,390,000円
1年制MBA特別プログラム、2年制:2,590,000円
住所 〒102-0073 東京都千代田区九段北3-3-9 新一口坂校舎

電話番号 03-3264-4341

URL https://www.im.i.hosei.ac.jp/
※最新情報については上記公式サイトからご確認下さい。

特徴について

法政大学大学院 イノベーション・マネジメント研究科

 
 

日本初の1年生、1.5年生、2年生のコース

ビジネスのIT化、グローバル化、スピード化が求められる現在、欧米のビジネススクールの主流は1年制になってきています。
それに対して、日本のビジネススクールは、ほとんどが夜間を中心とした2年制です。
会社を辞めてキャリアアップを目指す方や企業派遣の方にとっては2年もビジネスの現場から離れるのはロスも大きくなりますので、社会人のエンプロイアビリティを高める1年制が求められるものです。
また、仕事を持ちながらビジネスの実力を高めたい方にとっては、1年目にじっくりとビジネスの基本と専門性を身につけ、2年目に新規ビジネスや経営管理のイノベーション・プランを練り上げ、ビジネスのプロフェッショナルとしての実践力をつけるのも魅力的です。
また、2015年9月に開設した1.5年制グローバルMBAプログラムは英語で授業を行いますが、日本語の授業も受講できるバイリンガルプログラムを行っています。

ビジネス・イノベータの育成

これからの「知識基盤社会」では、個人のイノベーションが一人一人に強く要求されます。
リスクを計算しながら、大胆な発想と行動力によってビジネスのイノベーションを果たせる、新の意味での「企業家」を育むことが、我々の目標です。
特に、高度情報化が進む中で、成功している伝統的企業、新規ビジネス部門、ベンチャー企業は、どこを見てもCEOとCIOがうまくコラボレーションし、的確に顧客・取引先・社員へのバリュープロポ ジションができているところです。
いま決定的に不足しているのは、ビジネスとITの両方がわかっている人材です。
HBSでは、「ビジネスへのITの戦略 的活用」に厚いカリキュラムを特色としております。
ビジネスと経営とITをどう戦略的に結びつければいいのかについて教えてくれる大学院は、今まで日本にはなかったのではないでしょうか?

「プロジェクト」による革新的なビジネス構想力の養成

現実のビジネスでは、課題や新規事業に対して革新的な構想を構築できる能力が求められます。
「プロジェクト」は、一般の大学院における修士論文に相当するもので、担当教授の指導の下で、机上の空論ではなく、現実のビジネス課題を解決するイノベーティブなビジネス・モデルの構築を行います。
この「Project-based learning」を通じて、ビジネスにおける具体的な問題を複合的な視点で検討し、それを解決する革新的な事業の概念を構想し、それを実現する計画を立案・構築する能力を養うことになるのです。
他の学校の修士論文は課題の抽出と仮説構築に重きを置いているケースが多いですが、さらに一歩踏み込み課題解決までまとめる実践的な内容になります。
修了前に最終審査会を行い、上位入賞者には奨学金の形で賞金が与えられます。
ビジネスを立ち上げたい成績優秀者には、修了後1年間、インキュベーションのための部屋を無償で貸与する制度もあります。

中小企業診断士の登録養成課程を受講できる

イノベーション・マネジメント研究科では中小企業診断士養成課程コースも設けており、第1次試験合格等の有資格者に対し、指定した科目すべてを入学年度で修得した方について、中小企業庁の定めるガイドラインに沿った修得水準審査を行うことで、中小企業診断士登録に必要な科目を修得したことを証する「修了証明書」が発行されます。
また、本課程の大きな特色は、1社あたり4~5週間の時間をかけてじっくりと実習を行うことです。
実際の企業で経営診断を実践することにより、プロとしてのコンサルティング能力を高めることができます。
修了生の半数以上は独立中小企業診断士として活躍しています。

ネットワーク活動

HBSは2004年に開校したビジネススクールで、修了生は1,000名を超えています。
社会で活躍する修了生が、授業内で講演することもしばしばです。
また、同窓会組織が修了生間のつながりを維持するためのさまざまなイベントを実施しています。
学生と教授陣の距離が近いことも特徴で、ゼミの主担当の先生はいますが、残りは全員が副担当という位置づけで積極的にアドバイスにも乗ってくれます。
ビジネスの機会が得られたり、ビジネスパートナーと出会ったり、この人的ネットワークという資産から、さまざまな恩恵を享受できるのではないでしょうか。

入試について

入試について

HBSでは志願者のニーズに対応できるよう、多様なプログラムを設けており入学試験を実施しています。
入学試験は9月、11月、1月、2月と年4回となっており、入学のチャンスが多いと言えるでしょう。
一般入試での試験は【第一次選考】書類審査、【第二次選考】小論文と面接といった流れです。
AO入試(企業等派遣・後継経営者育成・士業経営者育成・MBA特別プログラム対象)では、【第一次選考】書類審査、【第二次選考】面接になります。
勤務先企業の上司などからの推薦があればAO入試での入学が可能となりますので、お願い出来そうな方であればAO入試がおすすめです。

入試対策について

法政大学大学院 イノベーション・マネジメント研究科

面接対策はプロジェクト実施計画書を元に考える必要がありますので、①自身の経験を元に問題意識の提示、②問題意識を解決する方法と仮説構築、③HBS(MBA)でなぜ研究する必要があるのかといったことを理論的に纏めましょう。
参考:法政大学ビジネススクール 入試概要・募集要項
面接は3名の教授で行われることが多く、プロジェクト実施計画書で記載したことを中心に聞かれるため、論理的に答えられるようにしておきましょう。

プログラムと費用について

1年制が2,390,000円、1年制MBA特別プログラムと2年制が2,590,000円となっています。
また、各種奨学金や教育訓練給付金の支給が適用される場合もありますので、入学前に該当するものはないか調べてみても良いと思います。

授業内容について

授業内容について

教員の授業スタイルは多種多様です。
ケースメソッドを利用した授業もありますが、他のビジネススクールと比べると講義形式の授業が多いと言えます。
グループでのプレゼンをする機会も多く、調査・分析や資料作成を交えて活発に議論を行うことも多いです。
また、上記の写真のようにグループワークをするスペースもありますので、学生同士の仲が良いことも特徴です。

プロジェクト・メソッドで実践体験型の学び

「プロジェクト・メソッド」とは、従来の大学院の修士論文に代わるもので、実現可能なビジネス・プランやリサーチ・ペーパーの作成を行うイノベーション・マネジメント研究科の要として位置づけられます。
学生と教員が一体となって新規事業および起業を開始するためのビジネス・プランやイノベーティブな戦略等を体系的に研究したり、事業可能性を判断したりするリサーチ・ペーパーの作成を行います。
「プロジェクト・メソッド」は未来を創り上げるための研究手法で、その評価は専任教授とプロジェクト・アドバイザーと呼ばれる客員教授が行います。
修了年次の7月下旬~ 8月上旬に行われる第1回中間発表会、 11月に実施される第2回中間発表会、学年末に開かれるプロジェクト最終発表会の年3回の発表会において、院生は全教員と全院 生の前でプロジェクトの進捗状況を報告しなければなりません。
その中でも特に創造性、実現可能性があり、収益性の高いビジネスモデルを構築したと認められるプロジェクトは、3月上旬に開かれる学外の有識者と教員が審査する優秀プロジェクト報告会で発表され、最も優れたプロジェクトに最優秀賞が贈られます。

ゼミ活動

ゼミ活動として専属の教員が付いた上での講義があります。
興味関心のあるゼミの先生と事前に面談することが可能で、志望を1〜3位まで決めて提出します。
主担当の先生以外は全員副担当の先生という扱いになっており、いつでも相談することができるため面倒見の良さや学生と教授人との距離感が近いという特徴があります。
在学生はもちろん、OBOGや後輩との繋がりなど重要なネットワークコミュニティになるのは間違いありません。

オンラインへの取り組み

新型コロナウイルスの感染拡大を背景にオンライン授業への移行もしてきました。
オンライン授業と対面形式での授業のハイブリッド形式にて行われています。
平日の通学が難しい方にもオンラインであれば通いやすい方もいると思いますし、ほぼオンラインだけでの卒業も可能ですので地方の方にもおすすめです。

評判について

製薬会社、医療機器メーカー、通信、IT、広告、マスコミ、コンサルティング、金融等、幅広い業種で活躍するビジネスパーソンに「マネジメント・プログラム」を提供しており、マネジメント層を中心に人気があります。
また、大企業だけではなく中小企業のイノベーションにも力を入れており、中小企業の経営者にも人気です。
中小企業診断士コースもあるので資格取得後に独立したい方にもおすすめです。

学生について

学生は日本人が多く、男女比率は7:3くらいです。
基本的には就業経験3年以上が入学要項として設けられており、40代のミドルマネジメント層が中心です。

法政大学ビジネススクール 学生について

また、様々な年代の多様なバックボーンを持った学生同士の議論はあらゆる角度から検証し強固なものとしています。
普段のお仕事における役職は関係なくフラットに議論できる環境ですが、特に実務経験の長い学生からの意見は教科書では学ぶことの出来ない現場の生の声を伝えていることが多いと言えるでしょう。

 

卒業生の進路について

企業派遣の方は派遣元の企業に戻る場合が大半ですが、授業を共にする仲間に刺激されて在学中に転職する学生や、起業を志す学生も見受けられます。
中小企業診断士養成課程の方は中小企業診断士として独立する方も多いです。

おすすめの方

HBSでは1年生、1,5年生、2年生のコースがあり、昼間と夜間のコースから選択ができるため学業に集中したい方から、お仕事が多忙なで平日夜や土曜日に通いたい方にもおすすめと言えるでしょう。
実践的な教育環境の提供に定評があり、マネジメントやリーダーシップに関心がある方にピッタリの学校と言えるのではないでしょうか。
また、中小企業診断士とMBAの両方がセットになっている中小企業診断士養成課程も人気があります。

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