一橋大学大学院 経営管理研究科経営分析プログラム(一橋ビジネススクール)の入試と費用について

一橋大学大学院 経営管理研究科経営分析プログラムについて

一橋大学大学院 経営管理研究科経営分析プログラムとは

一橋大学大学院 経営管理研究科経営分析プログラムとは東京都国立市にキャンパスを構える一橋大学の経営大学院で、一橋ビジネススクール(HUB)と呼ばれていることもあります。

2018(平成30)年4月に、経営学修士コースを中心として、修士課程の教育プログラムを大幅に改編しました。

国立キャンパスでは、修士専修コース開設から20年にわたって展開してきた教育内容をベースとしつつ、「経営分析プログラム」として刷新しました。

経営分析プログラムは、20代から30代の実務経験者や学部新卒者を主たる対象とした、平日昼間開講のフルタイムのプログラムです。

少人数でのクラスを中心として、企業経営に関わる幅広い領域を、講義やケースなどを通じて学ぶとともに、経営戦略やファイナンスなどの高度な分析手法を身につけます。

経営層としての活躍が将来期待される実務経験者や、高度専門職でのキャリアを希望する方を対象として、深い思考力と的確な分析能力の育成を図ります。

また、一橋大学大学院経営管理研究科 経営管理プログラムは夜間制で千代田キャンパス(東京都千代田区一ツ橋)にて行われており、経営管理研究科 国際企業戦略専攻は英語のプログラムでそれぞれ別のコースとなっています。

基本情報

学校名 一橋大学大学院 経営管理研究科
(一橋ビジネススクール:略称HUB)
プログラム
入学試験時期 1次試験:8月、2次試験:9月(一般入試)
入学試験内容 一般入試:書類審査、筆記試験、面接
入学倍率 2024年度:出願者数142名、合格者数52名、入学倍率約2.73倍
※入学倍率は弊社調査によるもので実際とは異なる可能性もございます。
国際認証 AACSB
ゼミ活動 あり
修士論文 あり
平均年齢 27歳:新卒51%、社会人32%、留学生他17%(2020年)
男女比 55:45(2020年)
学費 2年制:1,567,920円
住所 186-8601 東京都国立市中2-1

電話番号 042-580-8183

URL https://www.ma.hub.hit-u.ac.jp/
※最新情報については上記公式サイトからご確認下さい。

特徴について

一橋大学大学院 経営管理研究科経営分析プログラム

国内トップレベルの研究と充実した科目

一橋大学は教育機関として、創設以来数多くの優れた人材を育成してきました。
一橋ビジネススクールでも同じく研究について世界最先端の成果を生み出し、国際的な研究のHUBとなる役割を目指しています。
研究と教育が一体となって現実の問題や解決策を検討する状況を設定し、学術と実務の双方向の学びに基づいた実学の拠点を目指します。

コミュニケーション能力の向上

徹底して「読み、書き、考える」古典講読や、英語のオーラル・コミュニケーションに焦点を当てた科目などを通じて、自らの思考を伝えるためのコミュニケーション能力を磨きます。
留学生プログラムでは、ビジネスの場で活躍するための高度な日本語運用能力の獲得に向けて、集中的な日本語専門科目を必修としています。

新卒でも入学が可能

一橋ビジネススクール(経営分析プログラム)では全日制授業(昼間)で国立キャンパスでじっくりと勉強に向き合います。
多くのビジネススクールの入学条件として社会人経験が3年以上となっていることが多いのに対して、大学学部卒(新卒)でも入学が可能です。
そのため平均年齢が27歳と他のビジネススクールよりも若くなっています。
特徴としては経営層としての活躍が将来期待される実務経験者や、高度専門職でのキャリアを希望する社会人・新卒の方を対象として、深い思考力と的確な分析能力の育成を図ります。

理論と現実の往復運動

学んだ知識が実際に活用できるよう、理論と現実の往復運動を重視します。
理論がそのまま応用できるときは問題ありませんが、応用に工夫がもとめられることもしばしばです。
そのような場合、現実に応用した後で理論に立ち返り、その応用が適切だったのか振り返ります。

多様なネットワーク形成

一橋ビジネススクールでは将来有望な若手の方も多く、多様なネットワーク形成が期待出来ます。
また、1学年の定員が40名程度と他のビジネススクールよりも少ないことから、少人数でじっくりと仲良くなることも可能です。
ビジネスの機会が得られたり、ビジネスパートナーと出会ったり、この人的ネットワークという資産から、さまざまな恩恵を享受できるのではないでしょうか。

入試について

入試について

一橋ビジネススクールでの入学試験は一般入試であれば1次試験:8月、2次試験:9月と年に1回となっています。
試験は【一次試験】小論文(英語または数学)【二次試験】口述面接、書類審査といった流れです。
小論文(筆記試験)の方は経営学の基礎知識よりも経済や経営のマクロ的な問題や、過去の書籍からの文章抜粋を元に文章読解力を求められることが多いです。
過去には図表を作成する問題が出たこともあることなどから、大学入試に近い問題も出ることもあります。
筆記試験の難易度は国内ビジネススクールの中で最も高いレベルであると考えられるため、事前に十分な対策を行うのがおすすめです。

また、一橋ビジネススクールの書類審査は課題エッセイが求められており、以下のようなことが聞かれます

【①これまでに経験した職務の内容と実績について】
これまで従事した職務と学習歴を具体的に記したものを2,000字程度で作成。

【②将来計画書について】
これまで行ってきたこと、本研究科で学びたいこと、その進め方、方法、及び修了後の計画等について2,000字程度で作成。
1:志望動機、2:入学後の計画、3:修了後の計画

面接は3名の教授によって行われることが多く、20分程度で提出した課題エッセイを中心に聞かれることとなります。

入試対策について

面接対策は提出した課題エッセイを元に聞かれることとなりますので、上記で記載したことを論理的に答えられるようにしておきましょう。

参考:一橋大学大学院 経営管理研究科 経営管理専攻 大学院過去の入試問題と合格実績

プログラムと費用について

2年制で1,567,920円となっており、国立大学ということもあってビジネススクールの中では比較的安く通うことができます。
また、各種奨学金や教育訓練給付金の支給が適用される場合もありますので、入学前に該当するものはないか調べてみても良いと思います。

授業内容について

教員の授業スタイルは多種多様です。
ケースメソッドを利用した授業もありますが、他のビジネススクールと比べると講義形式の授業が多いと言えます。
グループでのプレゼンをする機会も多く、調査・分析や資料作成を交えて活発に議論を行うことも多いです。

ゼミ活動

2年目からゼミ活動として専属の教員が付いた上での講義があります。
修士論文は国公立大学ということもあり、アカデミックでしっかりとした論文を求められることとなります。
在学生はもちろん、OB・OGや後輩との繋がりなど重要なネットワークコミュニティになるのは間違いありません。

オンラインへの取り組み

新型コロナウイルスの感染拡大を背景にオンライン授業への移行もしてきました。
オンライン授業と対面形式での授業のハイブリッド形式にて行われています。
しかし、国立キャンパスは図書館の充実などもあり、勉強する環境としては通学の方が良いかもしれません。

評判について

経営分析プログラムでは、実務経験を基盤としつつ、企業経営に関わる専門知識と分析能力を高め、企業社会の中枢部において指導的役割を果たす人材を育成することを目的としています。
若手の方でコンサルティング業界や外資系、投資銀行など大手企業へ就職する方も多く、国内トップレベルのビジネススクールという評判になっています。

学生について

学生は日本人が多く、男女比率は55:45くらいです。
新卒51%、社会人32%、留学生他17%と若い方が多いことも特徴と言えるでしょう。
また、様々な年代の多様なバックボーンを持った学生同士の議論はあらゆる角度から検証し強固なものとしています。
普段のお仕事における役職は関係なくフラットに議論できる環境ですが、特に実務経験の長い学生からの意見は教科書では学ぶことの出来ない現場の生の声を伝えていることが多いと言えるでしょう。

卒業生の進路について

企業派遣の方は派遣元の企業に戻る場合が大半ですが、授業を共にする仲間に刺激されて在学中に転職する学生や、起業を志す学生も見受けられます。
それ以外の方では事業会社や金融機関での将来のマネジメントを担う人材として、あるいはコンサルタントやアナリストなどの高度専門職としての活躍が期待されます。

参考:一橋大学大学院 経営管理研究科経営分析プログラム 修了後のキャリア

おすすめの方

一橋ビジネススクールでは全日制の2年生コースのため、学業に専念できる環境の中で同期入学の方などと深いコミュニケーションを通じてネットワークの幅が広がると思います。
実務と研究における教育環境の提供に定評があり、マネジメントやリーダーシップに関心がある方にピッタリの学校と言えるのではないでしょうか。
また、若手の方も多いため将来のキャリアアップを目指すために経営の専門知識とスキルを磨きたい方にも人気があります。

 

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