神戸大学大学院経営学研究科(神戸大学ビジネススクール)の入試と特徴について

神戸大学大学院経営学研究科(神戸大学ビジネススクール)について

神戸大学大学院経営学研究科(神戸大学ビジネススクール)とは

神戸大学大学院経営学研究科現代経営学専攻とは神戸市灘区六甲台にキャンパスを構える神戸大学の経営大学院で、神戸大学ビジネススクールと呼ばれていることもあります。

神戸大学は1949年に日本で最初の経営学部を設立した大学で、1989年にMBAプログラムを開始しました。

卒業生は1,600名を超えており、日本では慶應ビジネススクールに次いで古い本格的なMBAプログラムです。

経営学全般についての高度な専門知識と特定分野についての深い専門知識、論理的思考能力と実践への適用能力、国際社会に通用する思考力、判断力およびコミュニケーション能力を修得し、日本のビジネス社会の中核となる人材の育成を目的としています。

神戸大学MBAは神戸方式とも呼ばれる独自の教育方式を開発、数多くの社会人を教育し多くの人材を育成してきました。

その3本の柱は「研究に基礎をおく教育」と「働きながら学ぶ」というコンセプト、そして両者を統合した「プロジェクト方式」という教育方法です。

近年は倍率も上がっており、関西を代表するビジネススクールと言えるでしょう。

基本情報

学校名 神戸大学大学院経営学研究科現代経営学専攻
(神戸大学ビジネススクール)
プログラム
入学試験時期 出願書類提出:11月、1次試験(筆記試験):1月、2次試験(面接):1月
入学試験内容 書類審査、筆記試験(時事問題小論文)、面接
入学倍率 出願者数176名、合格者数72名、約2.44倍
※入学倍率は2024年度の弊社調査によるもので実際とは異なる可能性もございます。
国際認証 なし
ゼミ活動 あり
修士論文 あり
年齢構成 平均年齢40歳前後
男女比 約8:2
学費 1年半制:1,085,700円(2年の場合は追加あり)
住所 〒657-8501 兵庫県神戸市灘区六甲台2-1

電話番号 078-803-7258

URL https://mba.kobe-u.ac.jp/
※最新情報については上記公式サイトからご確認下さい。

特徴について

神戸大学大学院経営学研究科(神戸大学ビジネススクール)について

国内トップレベルの歴史と充実した科目

神戸大学は教育機関として、創設以来数多くの優れた人材を育成してきました。
神戸大学MBAが目指してきたのは日本のビジネス界をリードする経営人材の育成です。
MBAプログラムの創設が30年を越える歴史の中で、教育の内容とメソッドを時代に合わせて練り上げてきました。
グローバルな経営教育の標準を押さえつつ、高度な経営能力を養う独自のプログラムを確立しています。
先端的な研究業績をもつ教 授陣を通じて、経営学の専門知識を体系的に修得することに加えて、フィールド(経営の現場)の課題を真摯に見つめる姿勢を養うことを重視したプログラムを提供しています。
そのために神戸大学MBAでは会社で働きながら通学し、自らの仕事の現場をもちながら学ぶことを推奨しています。

神戸方式とも呼ばれる独自の教育方式を開発

神戸方式とも呼ばれる独自の教育方式を開発

神戸大学MBAの特徴は、経営学の専門的な理論を体系的に習得でき、先端的な研究業績に裏付けられた教授陣より、独自の「プロジェクト研究」方式を通じて教育され、在職のまま通えて産業界での中核的な人材になるべく、総合的な経営能力を養えるその独自のプログラムにあります。
「神戸方式」と呼んでいる神戸大学MBAの独自のプログラムは、特徴のある次の三つのコンセプトで構成されています。

  • 「プロジェクト方式」(PRM: Project Research Method)
  • 「働きながら学ぶ」(BJL: By the Job Learning)
  • 「研究に基礎をおく教育」(RBE: Research-Based Education)

 

少人数制のプロジェクト科目

プロジェクト科目とは、産業界からの要望の高い解決すべき複数の課題について、少人数のチームで共同研究により解決策を探る教育方式です。
ケースプロジェクトでは6人前後の指定されたチームでケースを解決していきます。
テーマプロジェクトでは各自で6人前後のチームを編成し、自由にテーマを設定して研究を行います。
修士論文プロジェクトでは14人前後のゼミの中で論理性の高い専門職学位論文を書き上げます。

土曜日のみで最短1年半で卒業可能

神戸大学ビジネススクールは平日夜間の講義もありますが、土曜日の集中講義を受講し、最短1年半で卒業も可能です。
多くのビジネススクールは平日+週末で週に2~3日程度の通学が必要な場合が多いですが、土曜日だけで修了出来るため平日になかなか通学が難しい方にとってもおすすめです。
勤務の都合などで集中的に受講できない場合には、2年間で修了することもできます。

多様なネットワーク形成

神戸大学ビジネススクールは関西圏を中心に大企業や有名企業の方も多く、多様なネットワーク形成が期待出来ます。
また、1学年の定員が70名程度と他のビジネススクールよりも少ないことから、少人数でじっくりと仲良くなることも可能です。
ビジネスの機会が得られたり、ビジネスパートナーと出会ったり、この人的ネットワークという資産から、さまざまな恩恵を享受できるのではないでしょうか。

入試について

入試について

神戸大学ビジネススクールの入学試験は年に一回で出願書類提出が11月、1次試験(筆記試験)は1月初旬、2次試験(面接)は1月下旬となっています。

入試試験の内容
  • 研究計画書
  • 筆記試験(時事問題小論文)
  • 面接

 
近年は倍率が2.5倍から3倍前後と高くなってきていることから、十分な対策を行うのがおすすめです。
2025年度入試から英語の筆記試験がなくなりましたが、過去の英語筆記試験を免除されるTOEIC730点程度は受験時に持っておくことが望ましいと考えられます。
面接は2〜3名の教授によって行われることが多く、20分程度で提出した研究計画書を中心に聞かれることとなります。

 

入試対策について

 

プログラムと費用について

1年半制では1,085,700円(2年の場合は追加あり)となっており、国立大学ということもあってビジネススクールの中では比較的安く通うことができます。
また、各種奨学金や教育訓練給付金の支給が適用される場合もありますので、入学前に該当するものはないか調べてみても良いと思います。

授業内容について

教員の授業スタイルは多種多様です。
ケースメソッドを利用した授業もありますが、他のビジネススクールと比べると講義形式の授業が多いと言えます。
グループでのプレゼンをする機会も多く、調査・分析や資料作成を交えて活発に議論を行うことも多いです。

ゼミ活動について

2年目からゼミ活動として専属の教員が付いた上での講義があります。
修士論文は必須でアカデミックでしっかりとした内容が求められることとなります。
1つのゼミはだいたい14人前後となっており、在学生はもちろん、OB・OGや後輩との繋がりなど重要なネットワークコミュニティになるのは間違いありません。

オンラインへの取り組み

新型コロナウイルスの感染拡大を背景にオンライン授業への移行もしてきました。
オンライン授業と対面形式での授業のハイブリッド形式にて行われています。
平日はオンラインで土曜日に通学という講義が多いようです。

評判について

神戸大学ビジネススクールは実務経験を基盤としつつ、マネジメントに関わる専門知識と分析能力を高め、企業はもちろん社会の中枢部において指導的役割を果たす人材を育成することを目的としています。
また、単にフレームワークを覚えるだけではなく、フレームワークの理論のもととなっている事象から学ぶことも特徴です。
フレームワークは便利な枠組みではありますが、フレームワークで説明できない事象が起きた時に、フレームワークの元になっている事象を知っているのと知らないのとでは柔軟に対応できるかどうかが違うと言えるでしょう。
経営層や管理職レベルの方も多く、高いレベルでの議論が期待できます。<>

学生について

学生は日本人が多く、男女比率は8:2くらいです。
関西圏の大手企業や有名企業の方が多く、企業派遣の方は2割くらいになります。
また、様々な年代の多様なバックボーンを持った学生同士の議論はあらゆる角度から検証し強固なものとしています。
普段のお仕事における役職は関係なくフラットに議論できる環境ですが、特に実務経験の長い学生からの意見は教科書では学ぶことの出来ない現場の生の声を伝えていることが多いと言えるでしょう。

卒業生の進路について

 

おすすめの方

神戸大学ビジネススクールは夜間コースで最短1年半土曜日だけでも卒業可能なため、平日のお仕事が忙しい方でも通学ができるところが特徴です。
同期入学の方などと深いコミュニケーションを通じてネットワークの幅が広がると思います。
神戸方式という独自のスタイルで実務と研究における教育環境の提供に定評があり、マネジメントやリーダーシップに関心がある方にピッタリの学校と言えるのではないでしょうか

 

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