K.Sさん/早稲田大学ビジネススクール
プロフィール
お名前 | K.Sさん |
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ご経歴 | 日系ホテル業、保険代理店(母からの事業承継)を経験後、現在は運輸系ファミリービジネス(父から事業承継予定450名規模)の総務部長を経て持株会社にて経営に携わる。 |
合格校 | 早稲田大学大学院 経営管理研究科(早稲田大学ビジネススクール) 全日制グローバル(事業承継入試)2024年度入学 |
ビジネススクールを目指そうと思った理由
現在所属する運輸企業にて経営に携わっており、近い将来事業を承継することを視野に入れたとき、まだまだ自身の経営スキルに不安がありました。書籍や外部セミナーなどで自学を進めてきましたが、実際の経営では各論点が複雑に絡み合っているため、個別学習では太刀打ちできないということを実感しました。
実践的な経営が学べるMBAプログラムにて点と点を繋ぐ面状の学習を深めたいと考えたこと、他の優秀な学生のスタイルをたくさん見て学びたいと考えたため志望しました。
学校の選定理由
まずは学部の出身校にあるMBAプログラムについて情報収集を始めたのですが、私が希望しているよりも研究重視寄りだったこと、大企業向け寄りプログラムであったことから、全国に広げて志望校選びを進めました。
事業承継やアントレプレナーシップの授業が充実していること、実務家として現役で活躍されている教授が多く在籍していること、学生同士のコミュニティが非常に元気であるWBSに志望校を絞りました。
予備校に通おうと思った理由
自身の年齢が40代であるため、事業承継までのリミットが近いため、24年入学が最後のチャンスだという実感があったためです。確実に志望校に合格したかったため、自学のみという選択肢は考えていませんでした。
MBAゼミナールに決めた理由
他の予備校のクラスも受講しましたが、MBAゼミナールは講師と受講者の距離の近さが魅力的でした。原則はオンラインで進捗しますが、時々ワークショップという形で対面の機会があります。志望校の在学生や卒業生を交えてのワークショップはとても楽しく、在学中の生活の様子を伺ったり、受験生同士で情報交換をしたりと非常に参考になりました。
また、講師への質問や添削などもいつも親切に対応していただき、心理的な距離が近かったことでとても励まされました。
入試対策について
1、研究計画書
7月くらいからMBAゼミナールに参加したのですが、オンライン講義を聴きながら書いていった文章を、まずは大量でもいいからと講師に見ていただき、あとはひたすら打ち返し合いながら洗練させていきました。
7月くらいにようやく研究計画のテーマが朧気ながら定まってきましたので、7月・8月で6~7往復くらいかけて完成させ、8月末にはほぼ完成していたと思います。
2、面接
残念ながら秋募集は面接後に不合格になったのですが、秋募集での面接も経験となり、冬募集の際の面接ではあまり緊張しないくらいになることができ、自分の言葉で話すことができたと思います。
受験をしてみて感じたこと
約半年間、昼間仕事をしながら夜に本や文章に向き合う日々は、体力面やメンタル面でしんどいこともありましたが、非常に充実していました。
特に文章に向き合う際にはのめり込み、カフェの夜間営業時間の短さを残念に思うくらいでした。間違いなく、社会人になってから最も自分自身に向き合い、1文1文1単語1単語に向き合った数カ月でした。
実際に入学した後も基礎知識はある前提で授業やゼミが進むことも多く、受験の際に基礎をインプットすることの大切さも実感しています。
合格の決め手
自分自身が後悔しないと断言できるくらいに準備ができたことだと思います。
ビジネススクールは年齢や経歴などコントロールできない属性に左右される部分も大きいと思いますが、それ以外の自分自身でコントロールできる部分については最大限コミットしきることが大切だと思いました。やり切ったという自信は面接にも現れるものだと感じています。
これから受験予定の方へ
まず情報を集める・行動する段階から試されているように思います。
入学後に感じていますが、同級生たちの情報収集や実行力、自己プロデュース能力(もちろん学力も!)には毎日驚くばかりで、受験までの期間にそれらの総合力を試され、どのように積み上げていくかが研究計画書と面接にすべて現れるのだろうと感じています。
早めに適切な情報を集め、戦略を立てて受験の準備を進めて下さい。
入学後にもどんどん試練は続きますが、毎日ほんとうに充実し楽しい日々です。この経験が、卒業後の人間力の基礎になるのだろうと確信しています。ぜひ一緒に学べることを願っています!