2026年度早稲田大学ビジネススクールの入試が終わりましたので、秋入試・冬入試共に振り返りまして、今年度の傾向と来年度受験の参考になりそうなことがあればというところで、ご紹介させていただければと思います。

例年MBAゼミナールでは10〜15人くらいの合格者となっております(入学辞退者含む)。

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動画で解説


早稲田大学ビジネススクールの入試と定員について

今年度から昼間の2年制コースである「全日制グローバル」がなくなり、1年制のみとなりました。夜間はもともと入学前にゼミが決まっている「夜間主プロ」というものがありましたがなくなりまして、「夜間主(旧夜間主総合)」1本のみということになりました。

受験に関しては、昼間のコースが一般入試、企業派遣入試、事業承継を見据えた方向けの事業承継入試という3つです。

夜間に関しては、一般入試と企業派遣入試の2つですので、昼間のコースだけ事業承継の入試があるというところが違います。

夜間コースの中にも事業承継予定の方や既にされている方もいますので、その際には一般入試で受験となります。

早稲田大学ビジネススクールに関しては、昼間のコースの定員が35名、夜間は150名となっており、特に昼間のコースは定員が少ないことから受験者数が結構多いと倍率がぶれやすい傾向があります。

なお、どこの学校でもそうですが、合格しても辞退する方も一定数いるため、定員よりも5%〜10%程度少し多めに合格者を出したり、補欠合格という形を取っている学校もあります。

参考:早稲田大学大学院 経営管理研究科 受験生の方へ

早稲田大学ビジネススクールの2026年度秋入試について

まずは秋入試について見ていきたいと思います。人数は弊社で調べた推定になりまして多少間違っている可能性もあるため、参考程度に見ていただければと思います。

プログラム 受験者数(推定) 1次合格者 2次合格者 倍率
全日

69

26

14

4.92

全日(企業派遣)

5

5

5

1.00

全日(事業承継)

13

9

3

4.33

夜間主

381

126

92

4.14

夜間主(企業派遣)

28

14

12

2.33

合計

496

180

126

3.93

2026年度秋入試はおそらく500人前後の受験ではないかなと見ております。

昨年度の秋入試に関しましては昼間の2年制コースがあったという影響もあるのですが、五百数十名ぐらいと見ております。

昼間のコースは80人ぐらいの受験で、夜間が400人強という形になっておりますので、早稲田大学ビジネススクールは夜間の方が受験者数が多くて人気と言えるでしょう。

早稲田大学ビジネススクールの2026年度冬入試について

続きまして冬の入試について見ていきたいと思います。 冬の入試に関しては秋入試と比べるとおそらく100人ぐらい全体の受験者数自体が減ってると見られます。特に夜間の一般入試の受験者数がおそらく100人ぐらい減ってそうです。

プログラム 受験者数(推定) 1次合格者 2次合格者 倍率
全日

45

12

3

15.00

全日(企業派遣)

15

15

15

1.00

全日(事業承継)

16

8

4

4.00

夜間主

285

115

66

4.31

夜間主(企業派遣)

26

17

16

1.62

合計

387

167

104

3.72

秋入試と比べると、昼間の企業派遣入試が増えており、おそらく全員合格されてるという影響を受けて、一般入試と事業承継入試の合格者数にしわ寄せがいった可能性が高いです。一般入試の方はおそらく15倍ぐらいの倍率になったのではないかと見られます。

昼間のコースに関しましては、企業派遣入試がどれぐらい受験するのかにもよりますが、企業派遣の方メインで受入れをするという傾向が見られますので、一般入試で受けられる方に関しましては、場合によっては倍率がかなり高い中で受験を求められる可能性があるということを、あらかじめ押さえておくと良いと思います。

夜間に関しては秋と冬とほぼ同じぐらいでして、企業派遣が若干倍率が下がったかなという程度です。2次の倍率に関しましては秋も冬も大体同じぐらいです。

全体の倍率で見ると若干ですが、冬の方が倍率が下がったのではないかなと見ております。

早稲田大学ビジネススクールの合格者の傾向と対策について

最後に弊社の受講生で合格された方の特徴や共通している点についてご紹介させていただきます。

①全日制はすぐに修士論文作成に入れるくらいの研究計画書が必要

昼間は1年間のコースとなっておりますので、入学してすぐゼミに入って、かつ論文も書かなくてはいけないということになります。

夜間コースと比べると卒業の年数が半分ですので、ある程度経営学が詳しくて、かつ論文についてもあらかじめ入試段階で結構仕上がって書けそうだなという人を取る傾向が強まってると思います。

特に全日制グローバル(2年制)は今まで留学生の方が結構多かったのですが、1年コースではすぐ修士論文に取り組まないといけないというところもありますので、日本語ネイティブの方が中心になるでしょう。

可能であれば会社と相談して企業派遣入試で受験するのをおすすめしますが、一般入試で受験される場合には事前に経営学の基礎知識を勉強しておいて、研究計画書についてはすぐに修士論文に取り掛かれるくらいの精度で作成が求められます。

②夜間コースでも英語のスコアを提出

夜間のコースに関しては今年度から英語のスコアの提出が「推奨」に変更となっておりました。

以前は昼間のコースのみ英語のスコア提出推奨となっておりましたので、弊社の受講生でも英語のスコアを出さないで合格されていた方もいれば、出して残念ながら不合格だった方もいましたが、英語はスコアを出しておいた方が加点要素になるので、少し早めに着手していただくと良いと思います。

英語のスコアの有効期限としては、入試の出願書類の締め切りの2年前までとなっておりますので、もし受けられて結構いい点数を取ったことがあるという方でも、有効期限が切れている可能性がある方は一度調べていただき、事前にTOEIC等を受けていただくことをおすすめします。

「大体何点ぐらいだと出した方がいいですか?」というご質問をよくいただきますが、奨学金の目安でTOEIC800点というのがありましたので、まずは800点ぐらいを目指してみましょう。

入学後に英語を使うかという点ですが、英語の授業を取れば使います。あとはグローバル経営のケーススタディーで英語の文章を読んだりすることもあります。

英語を話せなくても卒業できますが、近年の早稲田の傾向としては、グローバルで活躍できそうな人を求めていたり、国際認証も積極的に取っていますので、学校としてはグローバルで活躍してくれそうな方を中心に受け入れたいんじゃないかなと考えております。

③優秀な女性の増加

早稲田に限ったことではないのですが、近年は女性の比率が増えている学校が多いです。

このペースですと近々男女半々ぐらいになるんじゃないかなと思います。弊社の受講生も女性の比率が4割くらいになっており、合格率は男性よりも高い傾向になっています。

女性の方が語学が得意な方が多かったり、受講生では女性の方が課題にしっかりと取り組んでいる方が多い気がします。もちろん男性でも頑張っている方も多いのですが。

④大企業の中間管理職くらいの方が中心

受験生のボリュームゾーンということもありますが、合格者の多くが大企業や上場企業、一部外資系企業の中間管理職層くらいで40歳前後の方がメインとなっております。

もちろん自営業やベンチャーの方などもいますが、会社の規模で優劣を付けているというよりは、現在の早稲田の教員の研究対象がある程度の規模感の企業を対象とされている方が多いので、そのあたりにお勤めの方を中心に取っているという印象です。

再受験で合格されている方も多い


 
過去、残念ながら弊社の受講生の方でも不合格になった方もいらっしゃいますが、秋入試で不合格で冬入試で再受験して合格されたという方もいれば、翌年受け直して合格された方もいらっしゃいます。

不合格だった理由を分析するのは難しいかもしれませんが、書類のブラッシュアップや英語のスコアアップ、面接の対策などを通じて、再受験で合格されるチャンスもあるかなと思います。

仮に不合格だったとしても落ち込むことはあると思いますが、過去のご自身のご経歴を否定されるものではありません。少し考えてみて再受験をしてみようかなと思いましたらご相談もいただければと思います。

近年早稲田大学ビジネススクールは人気のあるビジネススクールとなっており、エッセイ対策、英語のスコア提出、面接の対策をしっかりされている方が合格率が高い傾向がありますので、ぜひ早めに準備をして臨みましょう。

2027年度入試の対策については4/11(土)より開始予定で、入試の対策や受験についてご相談等があれば、MBAゼミナールで受験の対策等も承っておりますので、ご相談をいただければと思います。

この記事を書いた人
この記事をかいた人 太田 卓(MBAゼミナール プログラムディレクター・講師)証券会社、IT企業役員、ベンチャー企業などを経て2017年7月株式会社Milkyways設立。2022年より国内ビジネススクール(MBA)の入学対策予備校・塾であるMBAゼミナールをスタート。 早稲田大学大学院商学研究科専門職課程ビジネス専攻(現:経営管理研究科)修了。