青山学院大学大学院 国際マネジメント研究科(青山ビジネススクール)の入試、プログラムと費用について

青山学院大学大学院 国際マネジメント研究科(青山ビジネススクール)について

青山学院大学大学院 国際マネジメント研究科(青山ビジネススクール)とは

青山学院大学大学院 国際マネジメント研究科とは東京都渋谷区にキャンパスを構える青山学院大学の経営大学院で、青山ビジネススクール(ABS)と呼ばれていることもあります。

青山ビジネススクールの源流は、1990年4月に設立された「国際ビジネス専攻修士課程」です。これは日本の私立大学では初めて夜間に社会人を対象にビジネスを教える大学院として設立されたものです。

その後2001年4月に日本の私立大学初の専門大学院「国際マネジメント研究科」に改組され、さらに2003年4月には、専門職大学院「国際マネジメント研究科」となり、現在に至っています。

2020年に設立30周年を迎え、日本におけるビジネススクールの草分けとして、2,600人以上のMBAホルダーを世に送り出しており、修了生は実業界のさまざまな分野で活躍しています。

MBAゼミナール受講生の2023年度青山ビジネススクール合格率は100%でした。

基本情報

学校名 青山学院大学大学院 国際マネジメント研究科
(青山ビジネススクール:略称ABS)
プログラム 全日制(デイタイム)、夜間(イブニング)
入学試験条件 全日制(デイタイム)は実務経験不問、夜間(イブニング)は実務経験3年以上
入学試験時期 10月、12月、2月
入学試験内容 書類選考、面接
入学倍率 詳細は非公開のため不明ですが4〜5倍程度
※入学倍率は弊社調査によるもので実際とは異なる可能性もございます。
国際認証 ABEST21、EFMD Accredited MBA
ゼミ活動 あり
修士論文 必須ではない
年齢構成 デイタイム:平均年齢25歳
イブニング:平均年齢38.1歳
男女比 デイタイム:5:4
イブニング:2:1
学費 デイタイムコース、イブニングコースともに2年間合計費用:3,306,000円
住所 〒150-8366
東京都渋谷区渋谷4-4-25

電話番号 03-3409-8025

URL https://www.aoyamabs.jp/index.html
※最新情報については上記公式サイトからご確認下さい。

特徴について

青山学院大学大学院 国際マネジメント研究科の特徴
グローバルスタンダードに沿ったカリキュラム

ABSの科目群は欧米の一流ビジネススクールのカリキュラムを参考にして構成されています。
専門分野を深く学ぶこともできますが、複雑化するビジネス環境において、総合的な観点から意思決定できる経営能力の養成に有効です。
体系的なカリキュラムを通して、創造的リーダーに必要な幅広い知識の吸収が可能です。
必須基礎科目、選択基本科目、選択専門科目、プロジェクト科目(青山アクション・ラーニング)と、経営学の基礎から自分が深く学びたい専門性の高い分野の科目へと深く学ぶことができます。

国際競争力の高いビジネススクール

上述の様に欧米の一流ビジネススクールのカリキュラムを参考にして構成されているということもあり、世界各国からの留学生、多種多様な業種からの現役ビジネスパーソンが机を並べ、議論を戦わすことがABSで学ぶ大きな強みです。
デイタイムコースでは半分以上が留学生で、イブニングコースも2割程度が留学生の年が多いです。
そのため卒業までの間にTOEIC730点以上か学校指定の英語試験を受けないと卒業できません。

青山アクション・ラーニング

2年生のプログラムとして、それまでに身につけた知識の総まとめの「青山アクション・ラーニング」を12科目設置しています(2020年度)。
このプログラムはいずれも海外ビジネススクールや産業界との連携によって開発されたものです。
他のビジネススクールでは、2年間の総まとめとして修士論文を書くことが求められますが、ABSでは実践的なプログラムで知識を定着させることを目的としており、自らが携わっている業務に直接生きる学びが得られます。
例えば科目の一つであるビジネス・プランニングではビジネスアイデアの創出から事業計画の立案までを体験し、
起業や新規事業開発に求められるスキルや知識を習得することが求められます。
毎年学生の9割程度が青山アクション・ラーニングを受講しており、関心の高そうなプログラムを先に選んでおき、1年目から授業を逆算してとっていくケースも多く見受けられます。

 
 

ネットワーク活動

ABSは、30年という長い歴史を持つビジネススクールの一つで、修了生は2,500名を超えています。
社会で活躍する修了生が、授業内で講演することもしばしばです。
また、同窓会組織が修了生間のつながりを維持するためのさまざまなイベントを実施しています。
ビジネスの機会が得られたり、ビジネスパートナーと出会ったり、この人的ネットワークという資産から、さまざまな恩恵を享受できます。

入試について

入試について

ABSでは志願者のニーズに対応できるよう10月、12月、2月と3回の入学試験を実施しています。
なお、デイコースは実務経験のない新卒の方でも入学者がいますが、イブニングコースは実務経験3年以上が入試の条件になっています。
入試項目は書類審査と面接で筆記試験(小論文)はありません。
書類審査では志望理由書と課題エッセイがあり、「過去のリーダーシップ経験や学んだことをどう活かしていくか」といったことがA4用紙2枚で提出します。
面接では3人の教授陣から20分程度の時間で志望理由書やエッセイで書いたことを中心に、「何を学びたいのか」、「なぜABSを志望しているのか」、「過去にどの様な経験をしてきたのか」などを聞かれることが多いです。
グループワークやプレゼンの適性や耐性を見るためにも、「ABSじゃ無い方が良いのでは?」といった質問を受けることもあるようです。

入試対策について

ABSの志望理由書と課題エッセイは研究テーマは要求されていないこともあり、経営学の専門的な知識が必要なわけではありませんので、自分の目的意識やなぜABSで学びたいのかといったことを整理してから取り組む様にすることがおすすめです。
面接では突っ込まれたり批判的な意見や質問をされた際にも落ち着いて対応できる様に論理的な組み立てをしておいた方が良いでしょう。
また、卒業要件にもなっているため、TOEIC730点以上を取得できるくらいの英語力も事前に付けておいた方が良いと思います。

プログラムと費用について

デイタイムコース(旧フルタイムコース)、イブニングコース(旧フレックスタイムコース)ともに2年間合計費用が3,306,000円となっています。
各種奨学金や教育訓練給付金の支給が適用される場合もありますので、入学前に該当するものはないか調べてみても良いでしょう。

授業内容について

教員の授業スタイルは多種多様です。
戦略系やマーケティングの授業はケースメソッドを利用した授業が多く、会計やファイナンスなどは講義形式の授業もあります。
グループでのプレゼンをする機会も多く、調査・分析や資料作成を交えて活発に議論を行うことも多いです。
修士論文が無い代わりに上述の青山アクション・ラーニングを9割程度の学生が受講しているため、関心の高そうなプログラムを先に選んでおき、1年目から授業を逆算してとっていくのが良さそうです。
また、ミッションに「社会的責任」「地球市民」というワードがあるように、ABSは企業の社会性を重視しており、企業倫理やコンプライアンスの授業にも力を入れています。
英語だけの授業も3割程度あります。

ケースメソッド

ケースメソッドでは教員が独自に作成したものから海外ビジネススクールのケースを利用するものまで幅広くあります。
ビジネスケースに綴られているのは、実在する企業が日々直面している経営課題です。
経営者の視点に立って、ビジネスケースを読み解き、議論を繰り返す必要があります。
多様な事例を元に経営者意思決定を擬似体験することで、実践的なマネジメント力を高めていることが特徴です。
ケースメソッドを通じて分析力、論理的思考、プレゼンテーション能力、リーダーシップといった経営に必要となるスキルを予習・グループ討議・クラス討議の3ステップを繰り返すことで高めていきます。

ゼミ活動

修士論文はありませんが、専属の教員が付いた上でのゼミ活動があります。
在学生はもちろん、OBOGや後輩との繋がりなど重要なネットワークコミュニティになるのは間違いありません。

オンラインへの取り組み

新型コロナウイルスの感染拡大を背景にオンライン授業への移行もしてきました。
2022年度は教室でのリアル授業に戻っていますが、今後の状況によってはオンライン授業を取り入れながらになる可能性も考えられます。

 
 

評判について

ABSは表参道から徒歩5分、渋谷から徒歩10分という利便性の高い場所にあるため、仕事と勉強を両立しやすい立地であることが人気の一つです。
また、経済・社会の要請にあったカリキュラムを提供するために、企業のトップ経営者やビジネス教育の専門家の意見を教育内容に反映させるように教育課程連携協議会による評価・提言も受けています。
英語を利用する機会も多いため、グローバル人材の育成や外資系企業で通用する人材という点でも高い評価を得ています。

学生について

学生はデイタイムコースでは留学生と日本人の比率は2:1と留学生多く、イブニングコースでは1:7と日本人が多いです。
デイタイムの平均年齢は25歳、イブニングは就業経験が3年以上が入学要項として設けられており、30代〜40代のミドルマネジメント層が中心です。
また、様々な年代の多様なバックボーンを持った学生同士の議論はあらゆる角度から検証し強固なものとしています。
普段のお仕事における役職は関係なくフラットに議論できる環境ですが、特に実務経験の長い学生からの意見は教科書では学ぶことの出来ない現場の生の声を伝えていることが多いと言えるでしょう。

卒業生の進路について

企業派遣の方は派遣元の企業に戻る場合が大半ですが、授業を共にする仲間に刺激されて在学中に転職する学生や、起業を志す学生も見受けられます。
外資系企業やコンサルティング業界、経営企画系のポジションに転職している方もいます。

おすすめの方

日本のビジネススクールの多くはフルタイムか夜間のどちらかのみの場合が多いですが、ABSは両方のコースがあるため自分に合った時間帯から選ぶことができます。
実践的な教育環境の提供に定評があり、マネジメントやリーダーシップに関心がある方にピッタリの学校と言えるのではないでしょうか。
また、留学制度や英語での授業も充実しているため、海外での学習や外資系企業に興味がある方にもおすすめです。

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