東京都立大学大学院 経営学研究科(都立大学ビジネススクール)についての入試、プログラムと費用について

東京都立大学大学院 経営学研究科(都立大学ビジネススクール)について

東京都立大学大学院 経営学研究科(都立大学ビジネススクール)とは

東京都立大学大学院 経営学研究科とは東京都千代田区丸の内にキャンパスを構える東京都立大学の経営大学院で、都立大学ビジネススクールと呼ばれていることもあります。

2003年に設置された高度専門職業人養成プログラムの流れを引き継ぐ経営学プログラム(Master of Business Administration)、2016年より開始した高度金融専門人材養成プログラムに基づくファイナンスプログラム(Master of Finance)、および2018年より新たに加わった経済学プログラム(Master of Economics)の3プログラムを提供。

3プログラムによって経営学・経済学・ファイナンスの最先端の知識を体系的に学ぶことを可能にするとともに、各プログラム間での選択の柔軟性を確保することで、今の時代に求められる高度な専門性と領域横断的な広い視座の提供を両立させています。

授業は社会人の方々が学びやすいように主に丸の内サテライトキャンパスにおいて、平日夜間と土曜日に開講されています。

少人数教育を旨としており、教員と、あるいは同じ学ぶ仲間とのコミュニケーションが豊かであることも本研究科の特徴と言えるでしょう。

実務と学術とのどちらかのみに偏りすぎることなく、これからの時代に必要となる骨太な知識の体系に裏打ちされた高度な専門能力、そして自ら考えて未知の領域に挑戦できる深い思考力を養うため、質の高い研究と教育機会の提供に全力を尽くしています。

基本情報

学校名 東京都立大学大学院 経営学研究科
(都立大学ビジネススクール)
プログラム 夜間
入学試験時期 9月入試:出願期間 7月25日(月)〜7月29日(金)、試験(筆記、面接)9月3日(土)、
2月入試:出願期間 12月2日(金)~12月7日(水)、試験(筆記、面接)2月11日(土)
入学試験内容 書類選考、筆記試験、面接
入学倍率 約2.21倍(出願者数144人、合格者数65人)
※入学倍率は2022年度で、弊社調査によるもののため実際とは異なる可能性もございます。
国際認証 なし
ゼミ活動 あり
修士論文 あり
平均年齢 約35歳
学費 1,323,600円(東京都民は1,182,600円)
住所 〒100-0005
東京都千代田区丸の内1-4-1 丸の内永楽ビルディング18階

電話番号 03-6268-0521

URL https://www.biz.tmu.ac.jp/gs/
※最新情報については上記公式サイトからご確認下さい。

特徴について

特徴について
国家レベルの産業競争力を強化・発展させていく人材を養成

東京都の産業育成、経済の活性化に貢献することによって、国家レベルの産業競争力を強化・発展させていく人材養成を目標としています。
具体的には戦略的な思考能力と高度な経営管理に関する知識を有し国際的に活躍できる高度専門職業人と、経営学の諸理論を修得し新しい経営学を切り開いていける研究者を養成します。
また、いわゆる文系の人材だけでなく、大学の学部で経営学・経済学を学ばなかった理工学系出身の社会人学生を積極的に受け入れ、そのキャリア開発と新産業・新事業の育成に積極的にかかわっています。

少人数制でじっくりと研究が可能

1学年が30人程度とビジネススクールの中では少人数制ということも特徴的です。
ゼミは専門科目ごとに5〜6人となっており、じっくりと研究が可能です。
アカデミックに研究をしたい方におすすめと言えるでしょう。

人材、組織系に強い

都立大学ビジネススクールでは特に人材、組織系の講義や教員が充実しており、人事職や人材関係の企業で働いている方も多いです。
経営戦略やマーケティングの教員は3人に対して、経営組織・ヒューマンリソースマネジメント・意思決定は6人の教員がいますので、力を入れているということがわかるのではないでしょうか。

経営学以外のプログラム履修も可能

 

入試について

 

入試倍率について

2022年度の入学倍率は約2.21倍(出願者数144人、合格者数65人)となっており、学費が安いこともあって人気校の一つです。


コース 倍率 出願者数 合格者数
2022年度 約2.21倍 144人 65人
2021年度 約2.38倍 164人 69人

 
 

入試日程について

入試区分 9月入試 2月入試
出願受付 2022年7月25日(月)~7月29日(金) 2023年1月4日(水)~1月10日(火)
試験日 2022年9月3日(土) 2023年2月11日(土)
入学手続締切日 2023年1月31日(火) 2023年3月6日(月)

入試対策について

都立大学ビジネススクールの入試対策については研究計画書が最も重要となりますので、順番に見ていきましょう。

研究計画書

国公立のビジネススクールの特徴として研究計画書は学術的に仕上げる必要があります。
内容としては①自身の経験を元に問題意識の提示、②問題意識を解決する方法と仮説構築、③なぜ都立大学で研究する必要があるのかといったことを理論的に纏めましょう。
また、先行研究の読み込みもしておき、参考文献として掲載しておくことがおすすめです。
入試において最も重要になるのが研究計画書となりますので、十分に対策をしておきましょう。目安としては3ヶ月程度は見ておくと良いと思います。

筆記試験

筆記試験(筆答試問)では経営学の各分野(経営戦略論、経営組織論、マーケティング、会計学、データサイエンス、数学)から出題された問題の中で選択して回答をしますので、どの分野を選択するか事前に決めておきましょう。
近年ではDX(デジタル・トランスフォーメーション)、テレワーク、イノベーションといった時事問題や経営学のオーソドックスな問題が出ることが多いため、日頃から本や日経新聞を読んだり時事ネタのチェックもしておきましょう。

面接

面接は3人の教員で20分程度の時間にて行われることが多いです。
研究計画書の内容を元に勉強したい科目の教員が担当となる可能性が高いため、関連する本やメッセージなどをチェックしておきましょう。
聞かれる内容については研究計画書に書いたことが中心となりますので、論理的に答えられるように練習が必要です。

 

プログラムと費用について

授業料は2年間の総額で1,323,600円(東京都民は1,182,600円)です。
また、各種奨学金や教育訓練給付金の支給が適用される場合もありますので、入学前に該当するものはないか調べてみても良いと思います。

授業内容について

教員の授業スタイルは多種多様です。
戦略系やマーケティングの授業はケースメソッドを利用した授業が多く、会計やファイナンスなどは講義形式の授業もあります。
グループでのプレゼンをする機会も多く、調査・分析や資料作成を交えて活発に議論を行うこともあります。
公立の学校ということもあり、他の学校と比べると比較的アカデミックな講義形式の授業が多いです。

ケースメソッド

ケースメソッドでは教員が独自に作成したものから海外ビジネススクールのケースを利用するものまで幅広くあります。
ビジネスケースに綴られているのは、実在する企業が日々直面している経営課題です。
経営者の視点に立って、ビジネスケースを読み解き、議論を繰り返す必要があります。
多様な事例を元に経営者意思決定を擬似体験することで、実践的なマネジメント力を高めていることが特徴です。
ケースメソッドを通じて分析力、論理的思考、プレゼンテーション能力、リーダーシップといった経営に必要となるスキルを予習・グループ討議・クラス討議の3ステップを繰り返すことで高めていきます。

ゼミ活動

ゼミ活動として専属の教員が付いた上で修士論文があります。
ゼミは専門科目ごとに5〜6人となっており、じっくりと研究が可能です。
在学生はもちろん、OBOGや後輩との繋がりなど重要なネットワークコミュニティになるのは間違いありません。

評判について

少人数制でアカデミックな研究をじっくりしたい学生を中心として、近年では受験者数も多く倍率も高まってきています。
東京に住んでいると学費がさらに安くなることもあり、費用対効果が高いとも言えるでしょう。

学生について

学生は日本人が多く、新卒の方や留学生の方が1割程度になっています。
公務員採用もあるため、都庁、消防庁、内閣府、外務省などの方や、30代〜40代のミドルマネジメント層が中心です。
また、様々な年代の多様なバックボーンを持った学生同士の議論はあらゆる角度から検証し強固なものとしています。
普段のお仕事における役職は関係なくフラットに議論できる環境ですが、特に実務経験の長い学生からの意見は教科書では学ぶことの出来ない現場の生の声を伝えていることが多いと言えるでしょう。

卒業生の進路について

所属している企業や組織でそのまま働き続ける場合が大半ですが、授業を共にする仲間に刺激されて在学中に転職する学生も見受けられます。

おすすめの方

東京都立大学ビジネススクールは丸の内にキャンパスがあり、社会人の方でも通いやすいことと学費の安さから近年人気が高まっています。
アカデミックな教育環境の提供に定評があり、特に人材組織、マネジメントやリーダーシップの研究に関心がある方にピッタリの学校と言えるのではないでしょうか。

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