MBA入学準備!会社へ説明・事前の勉強・買ったほうが良いものは?

昨今の国内MBA競争激化、人気校の倍率高騰の中努力が実を結び、志望校に合格したらまずは喜びを嚙み締めましょう。

合格後はどのような準備を進めると良いでしょうか。

今回はMBAの入学準備について会社への説明・事前の勉強・買った方が良いものをご紹介いたします。

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学校選び

ここでの学校選びとは併願受験して複数合格した場合のことを言います。

最近はMBAの人気が高まり、併願して確実に合格を取りに行くという方が増えています。

第一志望がA大学であったが、併願先のB大学について調べていくうちに甲乙つけがたくなってきた…という場合は「勝ち負け表」で整理してみましょう。

例)5点:とても魅力的 4点:魅力的 3点:許容範囲 2点:あまり魅力的でない 1点:魅力がない

A大学 B大学
学費 5点 180万円 3点 350万円
講義の多様さ 3点 選択肢が少ない 5点 選択肢が多い
講義形式の魅力度 2点 座学中心 5点 企業訪問、短期留学あり
学生の多様さ 2点 大手企業・公務員が多く
年代に偏りあり
5点 留学生多い・大企業、
スタートアップ社員、士業
など多彩
通いやすさ(距離) 5点 会社から徒歩5分 1点 会社から1時間
同窓会 4点 何代も前の先輩とつながれる 1点 同窓会ネットワークが弱い
21点 20点

勝ち負け表で整理をしても、最後は直感で決めることになるかもしれません。

ただし、様々な角度で分析することで「あのときもう一方の学校を選べばよかった」とはなりにくく、自分の選択に自信を持てるでしょう。

できれば受験前に複数合格した際にはどこに行くかを考えておくのがおすすめです。

会社へ伝える

パートタイムの場合

会社員がこれから2年間という決して短くない期間学校に通い、多くの時間を勉強に割くとなれば、会社へ伝えなくてはいけません。

2つのケースを見てみましょう。

①受験することを既に伝えていて、上司や同僚から応援してもらっている人

このタイプの人は、まずは直属の上司に合格報告をしましょう。

そして、講義スケジュールを伝え、週の勤務時間の相談をしておきましょう。

例えば「週に3日は残業が難しいが、仕事の遅れは出さないよう、通学がない日は早く出勤してカバーする」などの代替案を伝えておきます。

また、やむを得ない出張も入ると思いますが、このあたりは会社ではなく学校(講義担当の教員)に相談しましょう。

必ずとは言えませんが稀に代替措置を取ってくれることもあります。

それから、突然転勤になる場合もあります。自費で通う場合、異動に関しては通学しているなどの個別の事情は考慮されないことがほとんどです。

その場合は転勤を受け、休学を選択する人が多いのが実情です。

コロナ禍でオンラインシフトした学校も多いので、休学しなくとも卒業できるかもしれません。

こちらも学校側に相談してみると良いでしょう。

②受験することを内緒にしていたり、伝えたが上司や同僚に良い反応をもらえていない人

中には「勉強をするために学校に通う」という人を否定的に見る会社や上司もいます。

勉強して転職しようと思っているのではないか、勉強して仕事をないがしろにされるのは困る、そもそも今更勉強して何になるのだ、などの理由からです。

そうはいっても、あらかじめ伝えておかないと就業時間が終わっても帰りにくかったり、無茶な仕事の振られ方をするかもしれません。

①と同様に直属の上司や同僚へ伝えるとともに、MBAで知識を得ることで会社に貢献したいのだということもしっかり伝えましょう。

さらに、極めて稀な例ですが、勉強して会社に貢献すると伝えても「だから何だ」、「まったく同じかそれ以上の時間働いてもらわないと困る」と言われることがあります。

そのような会社に勤めていた人で、会社での居心地が悪くならないよう、終わってから会社に戻ってきて仕事をする、もしくは通学をしていないことにし、客先に外出するふりをして通うなど2年間やりきったという強者もいます。

今は就業時間後の過ごし方について干渉する会社や上司は珍しいですが、ご自身の会社のカルチャーも考慮して、立ち振る舞うことが良いでしょう。

フルタイムの場合

経営者でない限り、会社のオンタイムと学校のオンタイムが被る場合は、どちらかを取らざるを得ません。

学校を取るなら早めに退職の意志を伝えましょう。

民法上は2週間前に退職の意志を伝えると雇用契約が終了すると記載されていますが、それでは会社に迷惑がかかります。

引継ぎの時間も考慮して、少なくとも2か月前には会社に伝えるとスムーズです。

事前の勉強

入学してからが勉強本番ではありますが、授業の多くはディスカッションです。

つまり、試験を突破した他の学生たちと対等に議論をすることになります。

経営の基礎知識、英語、財務、できれば数学の知識を思い出しておきましょう。

経営の基礎知識

これは基礎レベルで良いので、勉強しておきましょう。

例えば戦略のファイブフォース、マーケティングの4P、STP、3Cなど。

学校で丁寧に教えてくれるかもしれませんが、事前にインプットした状態であれば学びはさらに深くなります。

英語

英語が必要な理由は、英語の論文を読む必要があるためです。

また、先生によっては英語を日常的に使う方もいるため日本語の中に英語が混ざることがあります。

英語が必須である授業でなければ、それほど気にしなくても良いかもしれませんが、中学〜高校英語くらいで良いので思い出して使えるようにしておきましょう。

財務

ビジネススクールですから、お金の知識はあらかじめある方が良いです。

できれば簿記3級は取っておくことをお勧めします。

財務諸表の読み方の基礎、のような本を1冊読みこむのも良いかもしれません。

数学

財務にも関わりますが、利益率や〇〇率などの計算で分数はよく使います。

意外かもしれませんが、いざ分数の計算をしようとすると、できないという人は少なくありません。

また、ファイナンスではさらに因数分解、解の公式も用いて計算することがあります。

これは文系の方にとって本を読みながら復習するのは厳しいかもしれません。

スタディサプリなどの高校生向け動画を活用するなどしておさらいする方法もあるでしょう。

以上のように様々な準備が想定されますが、学校によってどの程度準備するのが良いか、どの科目に力を入れるかは異なります。

もしこれから入学する学校に知り合いがいる、友人経由で繋がれるのであれば先輩から助言をしてもらうと良いでしょう。

買った方が良いもの

入学して授業が始まってしまうと、自分の時間が本当に少なくなります。

できるだけ前倒しで準備しておきましょう。

ある程度スペックの高いパソコン

会社のパソコンで授業を受け、メモを取る人も中にはいますが、会社から承諾を得ている方以外はあまり推奨できません。

学校に置き忘れたり、授業終了後に仲間と飲みに行ってお店に忘れたり、電車に忘れる可能性もあります。

自分用のできるだけ薄くて軽いノートパソコンを用意しましょう。

また、最近では授業におけるプレゼン方法も進化しています。

動画を作成してプレゼンをすることも考えられます。

ある程度高いスペックのパソコンを準備しておくと良いでしょう。

Office、ウイルス対策ソフトもきちんとインストールしましょう(学校によってはソフトを割引で購入できるところもあります)。

ちなみに学校や授業にもよりますが、Windowsが7割でMacが3割くらいの利用率かなと思いました。

私服

土日に授業が開講される場合は私服で通学することになります。

会社にはいつもスーツを着ていく人は「私服がない!」もしくは「何を着ていけば良いかわからない!」ということになりかねないため、外に着て行く用の私服を何着か用意しておきましょう。

必ずしも高価なものではなくても大丈夫ですので、清潔感のある服装を心がけておきましょう。

大きなバッグ

平日の昼間に会社、夜に学校に行くため、どちらの荷物も収容できる大きなバッグを用意しておくと良いでしょう。

学校用のサブバッグとして別に用意しておくと家に忘れてきてしまうことがあるため、できるだけ荷物はまとめたほうが良いかもしれません。

その他準備

最後にその他で準備しておくと良いものについて見ていきましょう。

貯金

学費や交際費など今までよりもお金がかかる可能性が高いためある程度事前に貯金をしておいた方が良いです。

奨学金や職業教育給付金などの利用ができる方もいると思うので、対象となりそうな方は事前に調べておきましょう。

国内MBAを取得するための費用とは?受験期から卒業までにかかるお金を解説

病院への通院

歯が痛い、頭が痛いなどの不調がある人は入学前に病院に行きましょう。

授業が始まれば、自分の時間がほとんど取れなくなるため、あとで病院に行くことが難しくなります。

大ごとになる前に、体の不調を治した状態で授業に臨んでおくのがおすすめです。

家族への説明

同居の家族がいる場合は、家族への説明をしておきましょう。

生活が不規則になり、心配をかけることになります。

また、小さなお子様がいる場合パートナーへの負担が大きくなり不和が生じることも良く耳にします。

学生生活のスケジュールが具体的になったら、家族、パートナーへ丁寧に共有しておくとよいでしょう。

クレジットカード

お仕事を辞めないで通う方にとってはあまり気にしなくて良いことですが、昼間に通う方の場合にはクレジットカードの期限などを確認しておくのがおすすめです。

仕事をしないで学校に通うことになるので、場合によってはクレジットカードの審査が通らない可能性も0ではありません。

引っ越し

現在お住まいの家から通うのが遠い方や契約の更新が近い方であれば引っ越しの準備も早めに済ませておくのが良いでしょう。

授業が無い日でも予習と復習に時間がかかるため引っ越しの時間を十分に取れない可能性もあります。

入学前の準備は余裕を持って早めに済ませておこう

無事に合格が決まって一安心という方も多いと思いますが、入学後が本番で時間も取れなくなる可能性が高いことから早めの準備がおすすめです。

特に冬入試で合格した方は入学までの準備期間が短いため、合格前からできることは行っておきましょう。

万全の準備をした上で入学できる体制を整えておくことが有意義なビジネススクールでの学びに繋がるはずです。

この記事を書いた人
この記事をかいた人 太田 卓(MBAゼミナール プログラムディレクター・講師)証券会社、IT企業役員、ベンチャー企業などを経て2017年7月株式会社Milkyways設立。2022年より国内ビジネススクール(MBA)の入学対策予備校・塾であるMBAゼミナールをスタート。 早稲田大学大学院商学研究科専門職課程ビジネス専攻(現:経営管理研究科)修了。