明治大学ビジネススクールの入学試験、受験対策のトリセツ

国内ビジネススクールの受験を検討されている中で明治大学ビジネススクールを考えられている方も多いのではないでしょうか。
今回は明治大学ビジネススクールの入学試験、受験対策についてご紹介いたします。
目次

明治大学ビジネススクールとは
明治大学ビジネススクール(MBS)は明治大学大学院 グローバル・ビジネス研究科のことで、東京都千代田区神田駿河台にキャンパスを構える明治大学の経営大学院です。
2004年に高度専門職業人養成型大学院のコースとして発足し、2008年より専門職大学院として学位を授与するMBAプログラムが設置されました。
明治大学ビジネススクールのミッションは、日本経済・社会のダイナミズムの高揚のため、専門的な知識・スキル、情報分析能力、価値創造力、広い視野及び高度な倫理感覚、リーダーシップ、アジアを中心としたグローバルな視点を備えたビジネス・プロフェッショナル人材を養成することにあります。
グローバル・ビジネスという名称の通り、アジアを中心に留学生の比率が高いことも特徴です。
また、MBAを持つ「経営の分かる税理士」の育成を目指し、税理士試験の科目免除制度申請も可能です。
人材養成目標のためのファミリービジネス、スタートアップビジネス、企業マネジメントに係る研究を行い、学生と教員の共創の場、学生の実務と理論の自主的な学びの場、キャリアチェンジの場及びビジネスマッチングの場を提供することを目指しています。
基本情報
学校名 | 明治大学大学院 グローバル・ビジネス研究科 (明治大学ビジネススクール:略称MBS) |
---|---|
プログラム | 夜間 |
入学試験時期 (2026年4月入学) |
Ⅰ期:出願資格審査申請締切(該当者のみ※) 9月18日(木)、出願期間 10月3日(金)~10月14日(火)、入学試験(面接)11月9日(日) Ⅱ期:出願資格審査申請締切(該当者のみ※) 12月11日(木)、出願期間 1月9日(金)~1月19日(月)、入学試験(面接)2月7日(土) |
入学試験内容 | 書類選考、面接 |
入学倍率 | 4月入学:2.44倍、9月入学2.67倍 ※入学倍率は2024年度で、弊社調査によるもののため実際とは異なる可能性もございます。 |
国際認証 | EPAS、AAPBS |
ゼミ活動 | あり |
修士論文 | あり |
平均年齢 | 約35歳 |
学費 | 2年間合計費用:3,266,000円 |
住所 | 〒101-8301 東京都千代田区神田駿河台1-1 |
電話番号 | 03-3296-2397 |
URL | https://www.meiji.ac.jp/mbs/ ※最新情報については上記公式サイトからご確認下さい。 |
入試倍率について
2024年度の入学倍率は4月入学:2.44倍、9月入学:2.67倍となっており、例年2~3倍前後くらいの倍率となっております。
年度 | 4月倍率 | 9月倍率 |
---|---|---|
2024年度 | 2.44倍 | 2.67倍 |
2023年度 | 2.14倍 | 2.21倍 |
2022年度 | 2.25倍 | 1.73倍 |
2021年度 | 2.01倍 | 1.70倍 |
2022年度 | 2.52倍 | 2.29倍 |
評判について
高度なスペシャリストやゼネラリストの育成を目指し、各自の目的に合わせて自由に科目を履修できると評判です。
約170科目にわたる科目群の教員は経営者や実績豊富な実務家が多く、知識や理論だけではなく最新の事例や情報を元にした講義も好評。
また、3つのレベルから選択できる英語講義や海外研修科目も開講し、2018年には国際認証であるEPAS(現:EMFD Accredited MBA)を取得し、国際水準に達していると評価されています。
御茶ノ水駅や神保町駅からアクセスしやすい立地と、平日夜18:55スタートで社会人にも通いやすいと言えるでしょう。
学生について
学生は日本人が多いですが、留学生や交換留学生も多く見受けられます。
日本人は30代〜40代のミドルマネジメント層が中心で、留学生は大学卒業後や第二新卒くらいの若手の方も多いです。
様々な年代の多様なバックボーンを持った学生同士の議論はあらゆる角度から検証し強固なものとしています。
普段のお仕事における役職は関係なくフラットに議論できる環境ですが、特に実務経験の長い学生からの意見は教科書では学ぶことの出来ない現場の生の声を伝えていることが多いと言えるでしょう。
卒業生の進路について
企業派遣の方は派遣元の企業に戻る場合が大半ですが、授業を共にする仲間に刺激されて在学中に転職する学生や、起業を志す学生も見受けられます。
税理士を目指して税理士試験を受験している方も多いです。
合格者様の声
MBAゼミナールを受講いただき、明治大学ビジネススクールに合格された方の合格者様の声をご紹介いたします。
なお、2025年時点でMBAゼミナールの受講生は明治大学ビジネススクールの合格率は100%となっております。
入試について

明治大学ビジネススクールでは志願者のニーズに対応できるよう、複数の入学時期(4月、9月)を設けており入学試験を実施しています。
入学試験はⅠ期:10月、Ⅱ期:1月に書類締め切りとなっております。
選考は書類審査と面接です。
書類審査には研究計画書が含まれており、A4用紙5〜8ページで作成します。
・A方式(一般入試(社会人選抜))
自身の職務経験や社会的活動から生じた問題意識や課題を叙述し、それに基づく本研究科での学習計画と研究テーマをそれぞれ作成してください。
・B方式(一般入試)
志望理由を含めて、入学後の学習計画と研究テーマをそれぞれ作成してください。
入試対策について
ここからは明治大学ビジネススクールの入試対策について具体的に見ていきましょう。
選考は書類審査と面接となっており、1次試験と2次試験が分かれていないので受験者は全員面接まで行います。
提出書類について
研究科の名称がグローバル・ビジネス研究科となっていることから、英語のスコア提出をしておいた方が合格率が上がりやすいと見られます。
また、研究計画書については、
①実務経験(実務経験がない方は学業)を元にした問題意識の提示
②問題意識を解決する方法と仮説構築
③明治大学ビジネススクールでなぜ勉強や研究する必要があるのか(志望動機)
④卒業後のキャリアプラン
といったことを論理的に纏めましょう。
研究計画書は他のビジネススクールと比べてもやや枚数が多いため、2〜3ヶ月前くらいから準備しておくことがおすすめです。
研究内容については先行研究の調査を元に論文や本の引用、参考文献の記載をするようにしましょう。
面接について
面接は3名の教授で行われることが多く、研究計画書で記載したことを中心に聞かれるため、提出した書類について論理的に答えられるように準備しておきましょう。
英語のスコアを提出していない場合には、英語がどの程度出来るかどうか確認される場合もあります。
ただ、英語があまり得意ではない方も合格していることも多いため、書類や面接でしっかりとアピールができれば合格のチャンスは十分にあると考えられます。
おすすめの方
明治大学ビジネススクールは留学生も多いことからグローバルビジネスに興味関心がある方におすすめです。
また、税理士試験の科目免除制度申請を行うことのできるMBAコースは少ないため、税理士を目指している方にも人気があります。
実践的な教育環境の提供に定評があり、マネジメントやリーダーシップに関心がある方にもピッタリの学校と言えるのではないでしょうか。
また、留学制度も充実しているため海外での学習に興味がある方にもおすすめです。
