MBAゼミナールへのご相談としてビジネススクールを受験してみて不合格だったため、再受験を目指している方もいらっしゃいます。

その中で過去に不合格だった場合は不利になりますか?という質問を聞かれることも多いです。

今回はビジネススクール(MBA)の入試で不合格となった後、再受験は有利なのか不利なのかについてご紹介いたします。

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ビジネススクール(MBA)の入試で不合格となった後、再受験は有利?不利?

過去に受験をして不合格だった場合に同じ学校を再受験するのは有利ですか?不利になりますか?、という質問の回答としては「どちらでもない」ということになります。

もちろん不合格の理由にもよるのですが過去の受験に関する加点や減点は特に無く、入学試験はまっさらな状態で再度あらためて評価されるものと考えられるためです。

MBAゼミナールの受講生だけではありませんが、同じ年に再受験して受かっている方もいれば翌年に再受験して合格されている方もいますので、一度落ちてしまってもまたチャレンジしてみたいという気持ちがあれば再受験をするのも手段の一つだと思います。

不合格となった際に考えたいポイント

不合格となった際に考えたいポイント

ビジネススクールの受験で残念ながら不合格となってしまった場合、同じように再受験しても合格率は高まらない可能性が高いです。

そのためにはなぜ不合格になってしまったのかについて分析してみましょう。

学歴や職歴がマッチしなかった

学校によっては倍率の高い学校やある程度の実務経験と実績が求められる場合もあります。

入試要項には細かい記載がない場合も多いですが、在学生や卒業生などにどのような方が合格しやすいのか聞いてみるのもおすすめです。

ご関心のある学校があれば弊社でもアドバイスやご相談が可能ですので、まずは無料相談をいただけたらと思います。

提出書類に不備があった

ビジネススクールの受験では研究計画書をはじめ、提出する書類や項目が多いです。

一部の書類が足りないくらいであれば学校側から連絡があり、再度提出すれば問題ない場合がほとんどではありますが、提出する前に必ず不備がないか確認しましょう。

加点要素が足りなかった

上記の提出書類の内容と重複する部分にもなるのですが、書類の中には提出が必須ではないものの加点要素となり得るものもあります。

例えば外国語の点数(TOEICやTOEFLなど)や書籍出版物などがあれば記載しておきましょう。

外国語は準備に時間が必要な場合もありますので、余裕を持って取り組みましょう。

研究計画書の対策が甘い

不合格となる一番の理由は研究計画書の詰めが甘いか内容が不十分なことが多いです。

書類の文字数は数千文字程度の学校が多いため、急いで作成すれば1週間程度でも可能ではあります。

しかし、しっかりと調査や自己分析といった対策をして作成された研究計画書と急いで作成した研究計画書かどうかは見ればすぐに分かります。

これは自分だけの書類を見ていても分かりにくいかもしれませんが、過去に合格した研究計画書と比べてみたり、多数の研究計画書に目を通している教員であれば5分も見れば見抜くことが可能です。

筆記試験、小論文がうまくいかなかった

学校によっては筆記試験や小論文がある学校もあります。

年によって出題も違うため、たまたま自分が得意な問題が出ることもあれば苦手な問題が出ることもあるでしょう。

筆記試験や小論文だけで不合格になることは少ないですが、あまりにも平均点から離れていると合格に達するのが難しくなってしまいます。


面接がうまくいかなかった

ビジネススクールの入試では教員との面接が必ずあります。

新型コロナウイルスの影響でオンラインで行う学校もあれば対面で行う学校もありますが、入学試験において唯一直接コミュニケーションを行うことができる面接は非常に重要です。

教員によって質問内容や興味関心が異なるため完璧な対策をすることは難しいですが、研究計画書と合わせて事前準備をしっかり行わないと深掘りされた質問や想定外の質問にうまく対応ができず、不合格となってしまうケースもあります。


再受験のポイント

ここからは具体的に再受験をする際のポイントについて見ていきましょう。

不合格となった理由を分析

まずは上述のように不合格となった理由を自分なりに分析しましょう。

その上で合格している方のデータや情報などを集めてみて自分との違いを探すことがおすすめです。

学歴や職歴といったすぐに変更することが難しいものが理由なのか、入学試験対策で対応が可能そうかどうかの見極めも重要になります。

入試対策に十分な時間を取る

中には1ヶ月くらい前から集中して準備をして合格をされたという方もいますが、入試対策に十分な時間を取ることができずに不合格となり、あらためて本腰を入れて受験対策をしたいというご相談も少なくありません。

具体的にどれくらいの準備時間があれば対策が可能なのかも聞かれることが多いのですが、MBAゼミナールの受講生の方を見ていると3ヶ月程度は準備の時間を取ると合格率が高くなりやすいと感じています。

仕事が忙しい方であれば隙間時間やお休みの日にしか対策ができないという場合もありますので、少し長めにスケジューリングを見ておくと宜しいかと思います。

この記事を書いた人
この記事をかいた人 太田 卓(MBAゼミナール プログラムディレクター・講師)証券会社、IT企業役員、ベンチャー企業などを経て2017年7月株式会社Milkyways設立。2022年より国内ビジネススクール(MBA)の入学対策予備校・塾であるMBAゼミナールをスタート。 早稲田大学大学院商学研究科専門職課程ビジネス専攻(現:経営管理研究科)修了。