受験相談の方や受講生の方からよくある質問として、ビジネススクールの受験は併願した方が良いかといったものがあります。

併願にも良し悪しがありますので、受験併願について解説したいと思います。

バナー

ビジネススクール(MBA)入試は併願した方が良い?


 

受験を併願した方が良いかは、人によって異なるかなと思いますので、3つのポイントについてご紹介いたします。

通いたい学校があるか

まず1つ目ですが、大前提として通いたい学校が複数あるかどうかというところです。

例えば、2つもしくは3つとも合格した場合に行きたいという学校であれば併願しても良いかと思いますが、仮に合格してもあまり行きたくない、志望しないなという学校であれば、わざわざ受験しても時間とお金がもったいないので併願はしなくてもいいかなと思います。

もし合格すればどこかの学校に行ってもいいかなというところがあれば、複数併願するというのがおすすめです。

通いたい時期があるか

続いて2つ目ですが、通いたい時期によっても異なると思います。

例えば、来年の4月から確実にどこかの学校に通いたいということであれば、いくつか受験してみて受かった中から決めるということで併願がおすすめです。

大学や大学院からの進学の場合に不合格だと就職や留年、浪人といった別のプランも考えなくてはいけなくなります。

もし不合格だった場合にもう1年、2年先のように入学時期をずらしてでも通いたいという学校があれば、併願せずに志望校になんとか合格できるように時間をかけてトライするというのも1つの手段かなと思います。

準備期間があるか

3つ目が準備期間になります。

学校にもよりますが、特に筆記試験がある学校ですと、学校によって筆記試験の問題も異なりますので、対策の時間がかかります。

また、出願書類も文字数が少ない学校もあれば多い学校もありますし、研究の内容を詳しく書く学校もありますので、準備がどれぐらいできるかによっても異なると思います。

あまり対策する時間がなければ、まずは行きたい優先順位を決めて1つ受験をしてみて、それでももし時間に余裕があればもう1校併願してみてもいいかなと思います。

なるべく早めに準備をすることと通いたい学校があるかどうか、受験内容を総合的に見て、時間的な余裕があれば複数の学校を併願することを検討してもよいでしょう。

併願するかどうかは自分で決めよう

人によっては併願を勧める方もいれば、勧めない方もいると思います。

併願を勧める方であれば、もし1番目の志望校が2番目とか3番目の併願校の後に受験がある学校の場合、面接の練習として受けてみるのも良いということで勧められる方もいます。

ただ、お金と時間がかかるということもありますので、最終的には周りに合わせずに自分で行きたい学校があるかなというところと、しっかり対策の時間が取れるかというところを踏まえてご検討いただくのが良いと思います。

ちなみにMBAゼミナールの受講生は単願と併願をされる方は毎年大体半々くらいの割合のことが多いです。

この記事を書いた人
この記事をかいた人 太田 卓(MBAゼミナール プログラムディレクター・講師)証券会社、IT企業役員、ベンチャー企業などを経て2017年7月株式会社Milkyways設立。2022年より国内ビジネススクール(MBA)の入学対策予備校・塾であるMBAゼミナールをスタート。 早稲田大学大学院商学研究科専門職課程ビジネス専攻(現:経営管理研究科)修了。